感想:
「『コトラーのマーケティング・マネジメント』などの著書で、マーケティングの大家として知られる、フィリップ・コトラーの最新刊。ほかの著書にくらべて薄いのでおすすめ。バンビにとってもはじめて読んだコトラーの本です。
バンビがこの本でもっとも印象をつよく持ったのが、この本でコトラーはマーケティングというものを企業の一部署のタスクとしてでなく、企業全体のタスクとして論じている点。ドラッカーによるマーケティングの定義、「買ってもらうためのしくみ」を思い出すなら、これはすごく当然のことと言える。買ってもらうためには、顧客を知ったり、商品・サービスを宣伝したりすることだけでなく、業務オペレーションの改善、商品開発あるいは売れなくなった商品の廃棄、アウトソーシング先との連携など、それこそ企業が行なうすべてのことがマーケティングの対象になるのは当然だと思う。この本はそうしたことすべてを非常にわかりやすく簡便に記している。マーケティング初心者や、マーケティングとは何かについて、再度、問い直している人におすすめの本です。
点数:
おすすめ度 ★★★☆☆
わかりやすさ ★★★☆☆
役立ち度 ★★★☆☆
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